身内に「健康オタク」がいる人には同情する。

 

「家族が健康オタクである」、それすなわち、身内にカルト宗教の信者がいるのと同じである。

  1. 理解不能な考えを盲信し、他人の話に耳を貸さない
  2. それどころか反対意見には猛烈に激怒する
  3. そのうえ周りの人に自分の考えを押し付ける

 

私は「健康オタクはギャンブルに熱中する連中と同じ」だと思っている。

自分で試してみたオリジナルの民間医療がたまたま当たったことで、その1回の成功体験が忘れられずに何回も同じ方法を繰り返す人。

自分の命をつかったギャンブル遊び、これまたけっこうな趣味でございます。

 

さて、今回は「健康オタク」をおちょくっていこうではありませんか。

 

健康オタクがウザい理由① 医者でもないのに偉そうに医療を語るから

健康オタクの口癖「医者は信用できない!!」

なんでヤツらはそろいもそろって同じことを口にするんでしょうね。

 

医師免許を持ってるわけでもなく、医療現場に務めているわけでもないのに医師を批判し医療を語る、それが健康オタクである。

ヤツらは異常に医者を嫌っている。

 

いや、ちがうな。

ヤツらは家の近くの病院の医者を嫌っているのである。

その証拠に、健康オタクというのはテレビに出てくる医者や外国の事例なんかは猛烈に信じる。

 

つまりは肩書きに弱いのである。

自分の住んでいる田舎の病院の医師は信用ならんが、大学病院の医師やテレビに出るような医師は信用できる。

田舎コンプレックスを持っていて権力に弱い、それが健康オタクである。

ヤツらはネットの情報も大好きです

ヤツらは健康に関する知識が豊富であるが、その実、すべてネットに書いてあることの受け売りである。

ネットで見た情報を真に受けて、それで自分が頭がよくなったと勘違いしているふしがある。

 

ネットの情報をそのまましゃべっている人間というのは、自分の頭で考えていない思考停止人間である。

他人の意見を自分の意見であると錯覚し、ネット上の「自分に都合の意見だけ」を取り入れている。

 

都合のいい意見とはつぎのようなものである。

  • ラクして健康になれる!
  • 短期間で劇的に変わる!

 

その点を考えると水素水は革命である。

だって水を飲むだけで健康になれるんだもん。
(水素水が流行った理由は「ラクしたいから」)

 

で、笑えるのが医者は信じてないくせに健康保険には加入してるんだよな。

病院に頼らず生きていこうという気概のある健康オタクはいないのだろうか。

 

健康オタクがウザい理由② やたら攻撃的だから

ヤツらは自分の考えを異常なほどに盲信している。

ゆえに自分が絶対的に正しいと思っているのである。

それは上で書いたとおり、医師免許を持たぬのに医療を語る姿からも容易に想像ができるだろう。

 

そんなんだから、彼らに意見すると眼球に血管を浮き上がらせて反論してくる。

5chの健康板、ウエイト板を見てみると喧嘩ばっかりしているのもこのためである。

 

だがしかし、これに関しては健康オタクに同情する。

健康オタクになった人の多くは、健康面でたいへんな苦労をしたという過去を持っている。

そしてそれを治すために健康に関して膨大な時間とお金を費やしている。

このことは健康オタクたちに当てはまる共通事項である。

 

私は思うのだ。

人というのは、つねに過去にとらわれて行きているのである。

過去につらい思いをした人は、未来にまで その悪影響を引きずってしまうのだ。

 

さて、この記事が健康オタクのみなさんの怒りを買わないように保険をかけたところでつぎに行こうではないか。

 

健康オタクがウザい理由③ 押し付けがましく、他人に強要してくるから

何度もいっているようにヤツらは「自分の知識が正しい」と盲信している。

それゆえ、当人たちは「あなたのため」と思ってアドバイスをしてくるが、そのアドバイスが極端なのだ。

 

「小麦製品を摂りすぎないように」ではなく「小麦は一切食べるな!」

「野菜も食べましょう」ではなく「野菜以外を口にするな!」

となってしまうのである。

 

「自分の考えは正しい」、つまり自分は善であると思っているため、

その逆の行動は「悪」と認識しているのだ。(善の反対は悪)

ヤツらには0か100かでしか物事を判断できないのである。

 

さきほども書いたが、健康オタクは思考停止したまま情報を受け取っているため、「○○は良い」と聞いたらそれしか見えなくなってしまうのである。

 

と、ここまでは健康オタクの悪口を書いちゃったが、私も昔は同じようなものだったことがある。

そのときの話をしよう。

医者を信用しないと死ぬかもしれません

正直、健康オタクの気持ちはすごくわかる。

 

「何ヶ月も病院に通っているのに なかなか効果があらわれない。
もしかして病院の先生にぞんざいに扱われていて、私のことをしっかり診てくれていないのではないだろうか……」

彼ら彼女らはこのように考え、そして焦っているのだ。

焦っているから物ごとが考えられなくなり、わけのわからん民間医療に手を出すのである。

 

ていうか、焦って当然です。

だって身体がつらくて我慢できないから病院に行ってるわけで、それでも治らずにつらい状態が何ヶ月も続いたら、焦りますよね。

 

でもそんなに早く効果があらわれるものではないのです。

そんなに早く治したいなら外科手術をするしかないのである。

 

勝手に断薬したら眠れなくなりました

なかなか効果があらわれないことに焦って自己流の健康法を試したのは私も同じである。

以前精神病に罹ったときに、処方された薬を自己判断で飲むのをやめた。

そうしたら数日間まったく眠れなくなった。

 

身体はだるくて、いますぐ寝ないと頭がどうにかなりそうなのに、目が爛々と輝いてしまって眠れない。

私は真の地獄を見た。

医者のいうことに逆らった自分のバカっぷりがよくわかった。

 

ほかにも有名なところでいうと「糖質制限ダイエット」の第一人者の桐山秀樹さん。

彼は心臓病で急死している。

あなたはそれでも糖質を抜きますか?

 

最後に健康オタクたちを発狂させるようなショッキングなニュースで終わりにしよう

ただいまから、妄信的な健康オタクを洗脳から解くため、ショック療法をもちいることにする。

以下、悲惨なニュースを紹介するが覚悟するように。

9割の食塩にプラスチック片、成人1人当たり年間2000個が体内に

世界21カ国で取れた塩を使い、食卓塩として販売されている39銘柄を調査したところ、その90%からマイクロプラスチックが検出された

(中略)

サンプルの中で最も多くのマイクロプラスチックが検出されたのは、アジア諸国産の塩だった。マイクロプラスチックの含有量が多かった上位10銘柄のうち9銘柄がアジア産だったのだ。クオーツは、含有量の多さは、最も多くのプラスチックが海に流れ出ているポイントと関係があると指摘している。

※マイクロプラスチックとは、海に流れたプラスチックのゴミが波によって砕かれて小さくなったもの

長寿の国ニッポン、大ピンチである。

 

日本の調味料といえば「しょうゆ」と「みそ」。

その両方に製造の過程で海水(もしくは塩)が使われている。

つまり、「しょうゆ」や「みそ」をつかった料理を食べている われわれは、毎日プラスチックを摂取しているのと同じなのである。

 

そして悲劇は終わらない。

海といえば魚である。

魚は呼吸のために海水を飲み込みながら生活している。

つまりお魚さん、マイクロプラスチックと体内に取り込んでいるのだ。

 

みなさんは「生物濃縮」という言葉をご存知だろうか?

簡単にいえば、

  1. 上のようなマイクロプラスチックは消化されずに魚の体内に残る
  2. その魚をデッカイ魚が食べる
  3. 化学物質がつぎからつぎへと受け継がれていく
  4. 凝縮された化学物質をもった魚を人間が食べる

という恐怖の食物連鎖である。

 

これどうするよ?

 

健康にいいといわれていた魚は化学物質の塊だったのだ。

お寿司やお刺身は食べられない。

ていうか、魚以外の海産物はぜんぶヤバイ。

とりわけアジア諸国はマイクロプラスチックの量がハンパないらしい。

 

さて、健康オタクたちのとる行動に世界の注目があつまるところである。

日本人乗客のパワーストーンから自然状態の6000倍近い放射線

2018年10月22日、半島晨報は、大連空港から入国しようとした日本国籍の乗客が所持していたパワーストーンから環境放射線量(自然な状態の中で観測される放射線量)の6000倍近い値の放射線量が測定されたと報じた。

(中略)

さらなる検査の結果、この鉱石は主にラジウム226の放射性元素を含んでいたことが明らかになった。旅客は「この石は健康、養生などの効能があり、パワーストーンブレスレットを作るために持ち込んだ」と語っているという。

とくにおもしろいのが
〈旅客は「この石は健康、養生などの効能があり、パワーストーンブレスレットを作るために持ち込んだ」と語っているという。 〉
という部分である。

 

健康オタクというのは総じてスピリチュアルを信じるものだ。

その結果がこちらである。

〈「この石は健康、養生などの効能があり、」〉

すまん、この部分がおもしろすぎて大爆笑しちゃった。

 

まさに健康オタクの縮図ではないか。

よかれと思ってやっていたことが、じつは逆効果だった。

人生 山あり谷あり、いろんな失敗をするから成功したときにより一層輝くのだ。

まるでギャンブルみたいですね。