「やりたいことがあるけど、親から『安定した職に就け』と説得される・・・」
「自分の話を聞いてくれず、頭ごなしに反対されるので話が進まない・・・」

それはあなたがナメられているだけである。

 

「こいつじゃ成功するわけない」
「ちょっと説得すれば簡単に夢をあきらめるだろう」

あなたは、こういうふうに思われているのだ。

こんな状況から抜け出す方法を教えます。

進路に反対してくる教師を無視し続けたら、いつの間にか応援してくれるようになったエピソード

私は中学3年生のとき、担任の先生から「おまえには行ける高校がない」といわれた。

すっげー頭悪いのに勉強しないから、めちゃくちゃ努力したとしても高校に行くのはムリっぽい。

ふつうならここで焦りを感じて猛勉強するんだろうけど、私はまったく動じない。

放課後は毎日草野球の練習をしたり、秘密基地づくりをして汗を流していた。

こんな状態ではあるが、高校には受かるだろうと思っていた。

 

なぜなら先生がどうにかしてくれるとわかっていたからである。

私の考えはこうだ。

教師は「自分のクラスから中卒を出したら出世に響く」と考えている。

だから私が高校に落ちるという事態はどうしても避けたい

それを回避するために内申書に良いことを書いてくれるだろう

先生が努力してくれるから、私は何もしなくても高校に受かる

 

大丈夫か? 引いてないか?

ここから先もこのクズ思考でぶっ飛ばしてくから乗り遅れるな。

こんな考えをしていたから、まったく受験勉強をしないまま過ごしていた。

先生から毎日説教をされても「こいつどんだけ他教師からの世間体を気にしてんだよ(笑)」ぐらいにしか思ってなかった。

 

「進学は諦めて就職しろ」
「高校は成績が悪いと進級できないんだぞ」
「高校に行くよりも専門学校にしたほうがいいんじゃないか?」

みたいなことをいわれたが、全部無視して遊んでいた。

するとある日、ずっと続いていた説教がピタリと止まる。

 

ここで担任は、作戦を切り替えたのだ。

「こいつの高校進学を諦めさせる」から「なんとかして底辺高校にねじ込む」を選択したのである。

その結果、私は無事に地元では有名な底辺高校に合格する。

ただひとつ想定外だったのは、底辺高校の中でも問題児が集まる「隔離教室」にブチ込まれてしまったことだな。

底辺高校の日常 偏差値32の高校に通ってました

 

上で書いたエピソードの要点をまとめるとこうなる。

  1. 大人は子どもの進路を操ろうとする
  2. いくら言っても子どもが考えを変えないとわかると、その進路で失敗しないように全力でサポートする
  3. 大人は世間体を気にするため、なんとしても子どもが失敗しないようにする習性がある

 

あなたのすることは簡単だ。

親や先生のいうことには耳を貸さず、「絶対に俺の意見は曲げねえからな」という姿勢でいればいい。

そうするとこうなる。

大人「やっべぇ……、こいつ本気っぽい。
でもこいつ才能ないし、俺が協力してやんないと絶対成功しないわ」

ナメられてることを逆手に取るのである。

このように、対人関係の悩みというのは相手の考えの裏をつけば大抵は解決する。

「あなたのことを心配してるから言ってるのよ」←これの裏を見てみる

大人の意見というのは、いっけん正論に見えても、じつは裏がある。

たとえば、「親は子どもに苦労をしてほしくないから進路に口出しをする」という意見を目にする。

それらしいことをいってるが、こんなのアホ丸出しである。

この裏には「子どもを苦労させているような親だと思われるのがイヤだから、安定した道を進んでくれ」という心理が隠れているのだ。

 

「あそこの家の息子さんはすごく苦労しているみたいだけど、親はいったいどういう教育をしていたんだろう」
「中学までは賢かったのに、今ではよくわからない仕事をしてるみたいだけど家庭で何かあったのかしらね」
「大学まで行かせて、さらに夢を追わせるなんて、しつけの甘い家庭なんだな」

近所・親戚などからこのように思われるのを恐れているだけである。

 

ただ厄介なのが、本人には自覚がない点だ。

当人は本気で「あなたのため」と思い込んでいる。

しかし本当にあなたの進路のことを思っていたのなら、もっと早い段階で口出しをするはずだ。

これまでに何度も分岐点はあったのに、なぜ最後の最後まで口を出さなかったのだろう。

親は子どもの進路なんてどこでも構わないのである。

 

ただし世間の目はすごく気になる。

だから進路選択の時期になって周りがあなたに注目したから周りの目が気になって急に口出しをしてきたのだ。

この周りとは、

  • 親なら「近所の人や親戚」
  • 先生なら「ほかのクラスの担任や上司」

などである。

 

で、最初にいったようにあなたは大人からナメられてる。

いろんな意味でナメられてるのだ。

ひとつめは「こいつにはムリ」という才能をナメられているパターン。

ふたつめは「こいつなら軽く説得できるだろう」という根性をナメられているパターンである。

 

これ以上ナメられ続けてていいのか?

ここで反論しなかったら、相手から下に見られる人生が続くだけである。

あなたのやるべきことは「自分には夢がある」とハッキリ伝えることだ。

夢を追いかけながら親を安心させる方法

あなたが夢に向かってがんばっている間、親が心配してグチグチいってくるかもしれない。

親が心配する原因は、あなたが何をやっているかわからないからだ。

それを解消させるには、「あなたが何をどのぐらいがんばっているか」を伝える必要がある。

家族の帰りが遅いと事故に遭ったのではないかと心配するが、「渋滞がひどくて遅くなる」とメールさえあれば気にかからなくなるのと同じである。

努力を数字で記録しよう

あなたが漫画家を目指しているなら、「○月○日、模写8ページ」というように書く。

YouTuberになりたいなら、「△月△日、3分の動画を1本投稿」と書く。

これを毎日書いて親に見せればいい。

ノートに書いてもいいし、Googleスプレッドシートみたいなツールを使ってもいい。

 

人は自分が努力するのは嫌いだが、他人の努力を見るのは大好きなのである。

そこを利用しない手はない。

めんどくさいザコは心理学を悪用すれば簡単に論破できる。

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