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こちらは私の高校生活を書いた「底辺高校の日常」の第9話となっています。
第1話はこちら「私の進路は底辺高校
目次はこちら「底辺高校の日常 目次
私は頭が悪いせいでいろいろなものを失いました。

普通の人が普通に持っているようなものも得ることができませんでした。

 

今回はそんな落ちこぼれの私が自分のような人間を作らないための方法を伝授します。

反面教師として使ってください。





田舎の教育格差について

まず初めに言っておきます。

 

子供を田舎で過ごさせるな。

絶対に落ちこぼれるぞ。

 

田舎の塾事情

私の家があるのは田舎の村の年寄りしかいない集落だった。

そんなところに塾などあるはずもない。

 

だから塾というものの存在しか知らずに過ごしてたのである。

 

しかし小学校3年生ぐらいになると周りの友達が習ってもいない算数の問題を解いているのだ。

 

私の家は集落にありましたが、彼らはもう少し賑わっている地域に住んでいましたので、そこにある「そろばん教室」に通っていたのだった。

 

なのでクラスの大半はそろばん教室ですでに公式などを習っているために授業はものすごい速さで進むようになった。

わからない者のスピードには合わせてくれないのである。(田舎の教師は教育熱心ではない?)

 

そろばん教室の近所に住んでいる子供にとっては、そろばん教室に通うのが”当たり前”だったのだ。

なぜなら近所のお兄ちゃんやお姉ちゃんが通っていたから「大きくなったら自分もそこへ通うもの」として思い込むからだ。

 

しかし村の外れに住んでいる私はそのことを知らずにスタートダッシュで遅れてしまうのであった。


中学生になって他の小学校からも生徒が集まってくる。

他の小学校がある地域は私の小学校があった場所よりも都会だった。

 

なのでそっちには塾があったのだ。



クラスメートが塾に通っていると知ったのは入学してから半年後だった。

 

中学というのは新たに英語が追加され、目まぐるしい量の知識を詰め込まれる場所である。

そんな中、塾に通っている子供と塾に通っていない子供の差はものすごく開くのだ。

 

もともと勉強が苦手な子がこんなことになったらもう追いつけないよ……。



田舎は不良が多い

田舎というのは少しでも賑わっているところに行けばガラの悪い奴らがブラブラ歩いているのだ。

ちょっと足を伸ばしてジャスコなど行くと金髪にジャージの若者が大勢いる。

 

そんな中で自分の子供を育てるのか?

考えただけでゾッとする。
人格の形成において小さな子供に悪影響を与えるのは当然だが、
それ以外にも危険がつきまとうのだ。
  • 暴力
  • イジメ
  • 恐喝
  • 脅しによって無理やりさせられる犯罪への加担

自分の子供がこんな目に遭っても良いのか?

よく考えろ。

 

絶対にダメだろうが。

 

私の周りなどタバコの根性焼きをして肌がボコボコになっている者自分で入れたヘッタクソな入れ墨で肌が黒くなっている者など、田舎にはそんなゴミ野郎しかいないのだ。

そしてそれは環境のせいである。

 

彼らもこんな環境で育たなければこんなことしなかっただろう。

 

絶対にこんなところで子供を育てるな!



地方の公立校には通わせるな

私が公立校に反対するのは上記のような不良のこともあるが、他にも理由がある。

 

それは教師である。

 

公立校の教師というのはまずやる気がない。

明らかに教育になど興味のない輩が存在するのだ。

 

そしてそういう教師は体罰を行う。

 

恐怖によって生徒を操ろうとするのだ。

 

私や周りの友達もよく殴られた。

そしてそれは理不尽なものが多かった。

 

教師からの理不尽な暴力って子供にとっては本当につらいぞ。

親になんか相談できないよ。

 

当時は中学生で大人の体格には敵わないしとても怖かった。

 

絶対に私立に行け。

 

子供への接し方

子供の疑問にはしっかり答えてあげる

私が小学生の時に算数でわからない問題があった。

答えを見ても「なぜそうなるか」がわからなかったのだ。

 

そこで母にそれを聞いてみると

「それはそういうものだから」

と言われた。


「そういうものだから理由なんて考えずに勉強しなさい」

とも言われた。

 

私にはそれができなかった。

 

なぜそうなるのか、を理解しないとそれが気になって一向に次へ勧めなかったのだ。

 

私がそれについて考えている間にも授業は進んでいく。

ずっとずっと考えてやっと理解できた頃にはもう遅いのだ。

 

だから世のお子さんを持つ方には言いたい。

 

子供の疑問には真摯に答えてあげてくれ。

何気ない一言が子供にはとても大事なことなのだ。

 

めんどくさくて適当に答えたりしたら、その一言が子供の将来を変えるぞ。

幼稚園から小学校へ進学する際の注意点

私は幼稚園から小学校へ上がることに戸惑ってしまった。

 

幼稚園ではずっと自由時間だったのに、小学校では自由時間が大幅に減ったからである。

 

それによって「何でこんなに勉強ばかり窮屈なことをさせられなければいけないんだ?」というように考えてしまった。

それが原因で小学校に行きたくなくなってしまったのである。

 

これを防ぐために幼稚園の段階で何かしらの習い事をさせるか、自由時間とそうでない時間というものの存在について理解させるのが重要だと考える



中学、高校の頑張りによってその後の人生を左右するということをしっかりと教える

これを教えてない人が多すぎる。

 

普通だったら教師や親が真っ先に教えるべきだが私の周りの大人は教えてくれなかった。

 

中学で頑張って偏差値の高い高校へ合格することができたらほぼ確実に安定するだろう。

ちょっとぐらい勉強について行けなくとも国立かMARCHには行ける。

 

逆に偏差値の低い高校へ行った場合、そこで終わり。

 

なぜならカリキュラムが全く違うからだ。

偏差値の低い高校だと有名な大学への受験に必要な授業など行われない。

「高校から頑張って勉強して良い大学へ行く」など不可能なのだ。

 

さらに偏差値の低い高校だと推薦枠も名前の聞いたことのないような地方のFラン大学しかないのである。

 

親御さんたちは中学で真面目に勉強することの大切さを時間をかけてでもしっかり自分の子供に伝えてあげてください。

そのことは値千金の情報なのです。

 

識っていると知らないでは全く違うのだから。


次回予告

「雑魚が何を粋がっとんじゃ」

底辺高校でも部活を真面目にやっていた私はクソ馬鹿Fランク大学に推薦入学することができた。
しかし私を待ち受けていたのは「学内で水商売の勧誘をする学生」「教室内でパイ投げをする学生」だった。
私は間違えて動物園に来てしまったらしい。
あなたに本物のFラン大学というものを見せてやろう。